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MGIカスタマーストーリー谷口先生 MGI社とともに日本のゲノム研究市場に貢献を

Release date:2022-06-21Writer:MGIViews:3869Share

谷口歯科医院併設の口腔常在微生物叢解析センターの責任者である谷口誠先生は、現在、香川県において「口腔常在微生物叢解析センター」「谷口歯科医院」そしてゲノム配列解析サービス会社である「ゲノムリード株式会社」の3施設の運営にも従事しています。

谷口先生は、歯科医師として2014年から口腔内の微生物叢の研究と分析に取り組んでいます。口腔内に存在する微生物の指標となる腔内微生物叢は個人ごとに異なります。谷口先生は口腔内と歯を健康に保つため、患者一人ひとりの細菌叢に適した歯科疾患の治療あるいは予防をすることを目指し、これまでに、5,000以上のサンプルにおいて次世代シーケンサーによる口腔細菌叢16S rRNAメタゲノム解析を実施してきました。

谷口先生の取り組みは、口腔内の微生物叢分析に留まらず、腸内、皮膚、子宮内膜などの体の部位や魚や土壌などの細菌叢の分析、また、医学部を中心とした大規模な腸内細菌叢分析プロジェクトへの参加による数千のサンプル分析へと拡大し続けています。


2021年8月、谷口先生は微生物叢分析のみならずWGS/ WES、RNA-SEQの分野でも高品質のNGSサービスを提供するため、「ゲノムリード」という解析受託会社を設立しました。「ゲノムリード」は大学、病院、研究施設、企業などからゲノム解析を受託しています。


MGI社とのパートナーシップ

「ゲノムリード」の創設者として谷口先生は、高額な費用がかかるため実施困難とされていたハイスループットのシーケンス、WES、およびWGSに対する顧客のニーズに応えたいという想いをもっていました。

この想いを実現するために、より迅速で低コストのサービスを提供できるMGI社と協働することにしたのです。


谷口先生は、MGI社をパートナーとして選んだ理由は、「費用対効果の高い製品だけでなく、高品質のアフターサービスも含むMGI社プラットフォームから得られるベネフィットにあります。費用効率の良さに加え、MGIのDNBSEQ-G400シーケンサーはさまざまな顧客の要求に柔軟に対応できます。例えば、フローセルタイプをFCL(4レーン)からFCS(2レーン)に変更すると、異なるスループットが可能となります。また、日本市場においてDNBSEQTM[AMM5] のプレゼンスと認知度が高まるにつれ、DNBSEQTM指定での解析依頼数が増加しています。」と述べています。


「さらに、DNBSEQ-T7とサンプル自動調製装置の導入により、最小限のハンズオンタイムで効率的なシーケンシングが可能になります。」

谷口先生は、DNBSEQ-T7を使用することで1日最大6Tの解析を完了できることは非常に大きな進展であり、同時に、DNBSEQ-T7の4つの独立したフローセルも、大きな柔軟性をもたらすと考えています。

さらに、自動化装置(MGISP-100、MGISP-960)の精度と再現率において大変優れているという点についても評価しています。


MGI社と共に更なる発展を

現在、谷口先生は、自身の研究所が遺伝子解析の主要機種ラインナップを揃えた、国内屈指のシーケンスラボの一つであると自負しています。谷口先生は顧客からの多様かつ、複雑な要望に応えられる細やかなサービスを提供することを目指しており、それを達成するためには適切なパートナーを選ぶことが重要だと考えています。


谷口先生にとってMGI社は重要なパートナー企業の一社であり、MGI社との長期的なパートナーシップはもとより、今後のMGI社の製品開発やゲノム市場への貢献にも大いに期待されています。




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